The Marmot Underground & Eco

日常のさまざまな事柄について綴ります。

【緊急企画】バロワーテラス千駄ヶ谷店にまつわる過剰な口コミ操作疑惑

いち地元民として私は、5月29日にオープンしたバロワーテラス千駄ヶ谷(以下BTS)についてこのブログでは生暖かくご紹介して来ております。

元はと言えば、この立地(ビル)Barbizon11は以前からバリ島家具店など自社テナントを展開してきましたが、売り上げ不振なのかバルビゾンの企業方針なのか定着する業態がありませんでした。

そこへ2010年4月にオープンしたのがバルビゾンとは無関係にテナント契約をしたグッドモーニングカフェ千駄ヶ谷店

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それまでは界隈でカフェと言えば(大手チェーン系を除き)はJAMAiCA UDON(現在閉店)程度で、私も半ば自虐的に「カフェ不毛の地千駄ヶ谷」と揶揄したりしていました。

そもそも地理的に国立競技場か東京体育館でスポーツなどイベントがあれば大変に賑わう界隈ですが、それらがなければトラフィック(人の行き交い)は少なく個人店舗でカフェなど難しいであろう事は理解できました。

そんな背景からグッドモーニングカフェ千駄ヶ谷店(以下GMC)が出来たときも「どうなることやら」との視線を私自身も向けていた事は否定しません。

しかし!GMCはその名の通り7時からオープン。そのメニューも「アサイーボウル」などドトールやファーストフードには真似の出来ない力の入ったモーニングメニューを揃えやがて「朝活文化」を千駄ヶ谷駅前通り界隈にもたらしました。

この衝撃からモスバーガードトールも開店時間を7時に繰り上げ、「朝食激戦区千駄ヶ谷」と言って良い様相となってゆきました

次第にGMC目的で千駄ヶ谷に来る方々も増え、平行しながら副都心線開通で出来た新駅北参道駅界隈のカフェからの千駄ヶ谷大通り界隈が上下で繋がり、鳩森神社の五叉路のスタンドカフェなど賑わいに拍車が掛かりました。

そこへバルビゾンが2014年に西麻布にオープンし好評だったバロワーテラスを都内で店舗展開する事にし、そのロケーションとして千駄ヶ谷、青山を決定しました。

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当初GMCは当然契約を更新するつもりでいましたが、これにより拒否された格好となりました。

バルビゾンはこのバロワーテラスはバルビゾン物件で展開させる計画でしたし、GMC以前からレストラン経営をやっていましたので、それはビジネスから「当たり前」の感覚でしょう。

ただしそうは言っても収まらないのはGMCと馴染みのお客です。

GMC側は差し当たり原宿に新規オープンするグッドモーニングカフェ&グリル キュウリをWebサイトで誘導し、しかし「GMCは必ず千駄ヶ谷に戻ってきます」のメッセージも残していました。

私もこれを見て「戻ってくると言ってもどうするんだろう」と思っていました。

しかしその頃、東京体育館別館ではアリスガーデンが閉店し、都の物件でもありこの跡地をリバースオークションにかけていたのです。そしてそれを見事落札したのがGMCでした。

ここでわずか20m程度の距離でGMCとBTSが相まみえる事になりました。

ーーというワケで既存のGMC愛好家は新たにオープンしたバロワーテラス千駄ヶ谷に向ける目は大変厳しいもので、当然ながら最初から要求する水準がGMCレベルなのです。

そしてオープニングにあたりバロワー側は、業界関係者や周辺の人物にメディア対応を依頼、レセプションに彼らを呼び、ブログや食べログのレビューを書かせるといった手慣れた手法を駆使します。

しかしオープン後、GMCが再開するまでの間、当然のようにそこへGMC愛好家が訪れ、至らない点をやはり率直に食べログへ投稿します。

これ自体は食べログ本来の役割であって、客が不満足なのであれば仕方のないことです。

そしてバロワー側がレセプションに呼ぶなど声かけした業界人が書く食べログのレビューは完全に浮いた、参考にする気も起きない「いかにも」なシロモノでした。

この辺りから妙な状況になりました。

バロワーテラス千駄ヶ谷を厳しく評価する口コミが、削除されはじめたのです。

このブログでは最初から口コミを紹介していましたので、直接それを目の当たりにしているのです(過去の口コミピックアップをご確認下さい、元記事が消えています)

食べログのレビューは投稿者自身が更新は出来ますが、仕組み上、まるごとの削除は出来ません。「下書き保存機能」もありません。ですからまず投稿者本人が削除するハズがありません。

ではバロワー側の意志で削除できるのでしょうか?

そこを食べログ「口コミガイドライン」で確認しました。

3.お店へ悪影響を及ぼすかつ内容の確認が困難な事象についての投稿はご遠慮ください。

食べログはあくまでも個人の感想を共有するサイトです。お店へ悪影響を及ぼすかつ事実関係の確認が困難な事象の書き込みはご遠慮ください。

食べログでは、投稿された口コミの内容が事実かどうかの確認は行っておりません。

  • 例) ここのお肉を食べると必ず腹痛になる。 (NG : 料理が原因でおきた症状に関する口コミ)
  • 例) 経費削減のためエアコンをつけていない。 (NG : お店の経営方針・内部事情に関して、決め付けた口コミ)
  • 例) 化学調味料を使っている。 (NG : お店の調理方法や材料に関して、決め付けた口コミ)
  • 例) 常連になると料金をタダにしてくれることがあるそうです。 (NG : 一般に公開されていないサービスに関して、決め付けた口コミ)

なお、事実関係の確認が困難 (感想としての記述ではないもの)で、かつ他のユーザーやお店から「その内容は事実と異なる。」という連絡があった口コミについては、食べログ側で連絡いただいた内容を元に確認し、本項に該当すると判断した場合には、当該口コミを削除する場合がございますのでご了承ください。

まずこれが一番可能性がありそうです。

簡単に言えば指摘のあった店舗と直接無関係と見なされるユーザーから指摘があれば、一定の手続きの上でアクションを起こすと言う。

しかしこれは店側が頼んだ「第三者を騙る人物」が食べログに指摘することで削除は可能になります。

アカウントなんていくらでも作れますし食べログ側は登録メアドと過去のレビューで該当店舗との関わりをチェックする程度なのです。

6. 個人への誹謗中傷、店舗への断定的批判、及び不適切な表現は禁止します。

食べログは、あくまでも個人の主観的感想を共有する場であり、他人の口コミを批判する場ではありませんので、口コミにおいて、特定または不特定を問わず、他のユーザーに対して非難・中傷・嘲笑することはご遠慮ください。

  • 例) この店に★5つをつけている○○さんの味覚が信じられない。 (NG)
  • 例) 私は美味しいと思います。○○さんは何様のつもりですか? (NG)

また、特定人種に対する決めつけ、人種批判・差別に当たる内容もご遠慮ください。

  • 例) (人種名)だから接客レベルが低くても仕方ない。 (NG)

批判を投稿する場合は、断定的な表現ではなく、あくまでも個人の感想として、主観的な表現でお願いいたします。なお、誤解を招く恐れがありますので、文脈に関係なく断定的な表現はご遠慮ください。

  • 例) こんなマズい店に行く価値は無い。 (NG)
  • 例) ぼったくり。詐欺だ。 (NG)

主観的であっても、お店関係者個人を特定した批判はご遠慮ください。

また、特定・不特定を問わず、お店を訪問されている他の利用客を非難・中傷・嘲笑することはご遠慮ください。

  • 例) ○○という店員の態度が最悪だった。 (NG)
  • 例) 隣にいた客がうるさくて迷惑だった。 (NG)

主観的であっても、以下のように口コミとして不適切な表現は、食べログ側から修正をお願いする場合がございます。

  • 例) つぶれてほしい。金返せ。 (NG)

 ここでは食べログ運営者が、「非難・中傷・嘲笑」と見なされた内容は店側と独自の判断で削除も「ありえる」事を記しています。

 気になるのはここで「主観的な表現でお願いいたします」と記されてますが、ここでの想定は全て「悪意」にしか意識がなく「褒め系やらせ口コミ」は不問だと言う点。

7. お店への個人的なクレームやトラブルに関する内容はご遠慮ください。

食べログは責任追及や被害報告の場ではありません。個人的なクレームやトラブルがあったことを想起させるような投稿はご遠慮ください。

  • 例) 別の客と会計を間違えて請求された。(NG)
  • 例) 預けた傘がなかった。盗まれたに違いない。 (NG)

共同購入クーポン自体のトラブル、被害に関する内容は、しかるべき当局にご連絡ください。

  • 例) クーポン内容と異なる料理が出てきた。(NG)
  • 例) 利用期間中は予約がいっぱいで利用できなかった。 (NG)
  • 例) 明らかに二重価格だと思う。定価が嘘っぽい。 (NG)

 ここでは確認したところ「立ったまま待たされた」と書いても抵触するとのこと。それじゃあ食べログの意味って何なんだと感じますね。

一般客からするとそういう事は普通の感覚で「知りたい」と思うのではないでしょうか。

8. トラブルがあったお店への口コミの投稿はご遠慮ください。

トラブルがあったお店に対しては、公正な判断が難しいと思われますので、口コミの投稿自体を禁止しております。そのため、お店から「○○というトラブルがあった方の口コミである。」との指摘を受けた場合には、該当の口コミを削除する場合がございます。

 これは「感情的になったままでの投稿」を想定してるようです。

しかし無礼な対応や支払金額に見合わない店に行った場合の感情はどのみち「怒り」ですよね。で、それは書くなというのでしょうか。

これらのガイドラインと加え、「口コミ・ランキングに対する取り組み」では、

  • 本音を言える環境
  • 中立公正
  • 質の追求

以上を掲げていますが、これは成立するのでしょうか?かなり疑問です。

私には結局のところ、食べログ側が全てをジャッジ可能にしているとしか受け取れません。デリケートな部分のジャッジラインは全て運営側が握っているように感じます。

また、その逆に、どうも意図的にBTSを執拗になじるレビューも登場して「アンチBTS」勢力の存在を感じます。

ここで観て戴きたいのが各店のレビュー数です。

  1. バロワーテラス西麻布店(2014年8月1日オープン):9件
  2. バロワーテラス千駄ヶ谷店(2015年5月29日オープン):22件
  3. バロワーテラス青山店(2015年8月3日オープン):2件

 オープン順に並べてもやけに千駄ヶ谷店は多すぎです。

とはいえ現在は「食べログ」以外にも「Yelp」「Retty」なども登場し、むしろSNS的に使い勝手が良いとは言えない「食べログ」はもはや主流ではない印象がありますから、これら幅広い口コミをチェックしたいものです。

ともかく「批判ありき」で、実際に店で食べたのかどうかも分からない口コミや、同様に画像もなく、店を利用した描写にまったくリアリティのない「褒め系」口コミは見る人間が見ればわかります(画像で店の内観を幾つも撮影出来ているものは店側の依頼と判断できます)し、最近では新たに書き込む方がその有様を気遣い、斟酌している姿はなんとも言えません。

ま、もし本当に口コミの削除が店側や周辺の対応であれば大変に残念ですし、飲食店を経営する資格もないと思います。

 今後もその辺りはシビアに見ていきたいです。

 

 

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