「千駄ケ谷カフェ戦争」開戦!その中心舞台レポ
季節も昨日の土砂降りで切り替わり夏の気配がそこまで迫っています。
「千駄ケ谷カフェ戦争」は夏が本番!
とくに「神宮外苑花火大会」こそが天王山!....と思います。
今年は8月11日に開催日決定!年に一度千駄ヶ谷界隈が混雑に呑まれる日です。鳩森八幡神社も同日には夜店を開くのではないかと思います。
さて、今回はグッドモーニングカフェがオープンした事で「舞台が整った」として今一度そのメイン舞台を写真で追ってみましょう!
(6月17日の早朝です)
国立競技場改修期間はなんと言っても界隈の主役は東京体育館。千駄ヶ谷駅前のトラヒックはここが左右すると言っても過言ではありません。さっそくこの周辺を確認しましょう。
家賃が100万円〜でお馴染み、超セレブマンション神宮外苑テラスや、フレンシア外苑西の南側からのアプローチが私はお気に入りです。
まずこちらはバリアフリー仕様のスロープ。
こちらは階段のアプローチ、真正面にグッドモーニングカフェのポスターが見えます。
先ほどの階段を登り切ると右手には300m周回の全天候トラックが見えます。最近はアスリートよりフットサル愛好者で賑わっているようです。
ボケた画像ですいませんが、どーんと真正面に東京体育館。左手にプール棟の壁が見え、その手前は超ロングなベンチで、休日ともなれば「メインの憩いの場」と化します。
左手に視線を移しながら歩きます。
するとスタンドのような姿が目に入り...
たどり着くとここは「中に入って構わない」芝生地帯です。
最前列まで進むと簡易座席風。フットサルを観戦するには絶好のポジション。
ここはドッグヤード的にペットも自由に入れます。
また、特筆すべき点として喫煙が可です。
やおら西側を見渡すとそこは代々木駅方面です。
外苑西通り側に行くと改修中の国立競技場の工事風景が望めます。
ここから階段で外苑西通りに出る事が出来ます。
右手には駐車場越しに常に、テニスやサッカーの練習に興じる人々の姿が。
振り返るとこんな感じ、ゆったりとした空間です。
右手、東京体育館壁面にはバスケットゴールも。
その先には空調用の「見せるダクト」も。
レンゾ・ピアノ&リチャード・ロジャースの傑作、パリのポンピドゥー・センターを想起したあなたは建築通
右手には千駄ヶ谷コート(元神宮プール)側の景色が
視界に入る右手のバリケードは国立競技場への陸橋でした。
さて早速プール棟へまっしぐらに進みましょう。
左手にはプール棟エントランスの採光屋根が見えます。まるでイオ・ミン・ペイの傑作、プラミッド・ド・ルーブルのようです。
......ん?この東京体育館はかの槇文彦氏の設計なワケですが、やけにパリ名所のテイストが散見されますね。
もしかするとその視点で見るともっと何か見つかるかもしれませんが、今回はやめましょう。槇文彦氏がキライになりそうです(笑)
しかしこの東京体育館も千駄ヶ谷大通りを挟んだ場所にある津田塾大学も槇文彦氏の設計。この真隣にドーンと「新国立競技場」が立つ予定です。
これですね。
手前の昔のテレビチャンネルのような円形の建物が東京体育館ですが、これは役者が違います。
むしろ「東京体育館も取り壊して同コンセプトのデザインにリニューアルしては」とさえ思います
そもそも東京体育館って幕張メッセのコンセプトの引き回しですよね。
真円の表層を中心に向かってめくりあげたようなデザインは、当時はともかく、ザハ・ハディドのデザインと並べると「世代が違う」としかいいようがありません。つまり古いのです。
しかし、よく比較対象に出される槇文彦氏の師匠丹下健三作代々木体育館はどうでしょう。
半世紀の時を超えて未だザハと張り合えていませんか?
言葉を選ばずに言えば「力量の差」だと思います。
これではむやみに嫉妬心が湧くのも無理ありません。
しかも新国立競技場でザハ案の選出を担った委員長が安藤忠雄という、ボクサーあがりの高卒建築家ときてしまえば、建築東大派閥の領袖としてはプライドが許さず、たかが80年程度の歴史に過ぎない神宮外苑を「神宮外苑の歴史背景から見る」などと滑稽な論点で、新国立競技場に異議を唱え、挙句「ALLジャパン体制で」とか言い出すに至っています。
気付けばどんどん自分の主導に持って行ってますよね(笑)なんなんだ!
しかし誰が設計したとしても施工は自身の親族企業である竹中工務店である点は全く解せませんけどねっ!
さて、話題が逸れているあいだに既にプール棟の真ん前です。
お!グッドモーニングカフェが見えてきましたね。
ふんだんに緑をあしらっています。
ちなみにこのとき時間は7時5分過ぎぐらい。
しかしすでにお客様は10名以上いました。まさか並んでいたのでしょうか。
千駄ヶ谷大通りを真正面に見据えるとこんな感じ。向かいの手すりに近づくと....
プール棟の中庭のようになっています。
しかしこの中庭の右上にはアンテナ群が景色をやや壊してますね。ダミーの草木を巻きつけて隠したくなります。
さて、これが入り口です。朝の清々しい空気の中ですし、やはりテラス席に行きたくなりますが、今回は中には入りません。
ここから北西側を見るとモニュメント越しに津田塾大学とドコモタワーが見えます。
ちなみにドコモタワーの設計はNTTファシリティーズ、いわば自社設計ですが、エンパイアステートビルのパクリになってしまうあたり悲しい気分。
モニュメントの位置からの眺め、左手に先ほどの中庭が。茂る緑が本当にいい雰囲気を創り出していますね。
今度はモニュメント越しに千駄ヶ谷駅を望む。このアプローチは好きですね。
ここから東京体育館を眺めるとこの通り。槇文彦設計のニセプラミッド・ド・ルーブル
(笑)が見えます。槇文彦コノヤロウ!!(笑)パクりやがって!
さて千駄ヶ谷大通りに降りてみましょう。
お!黒板が賑やかに。この雰囲気いいですね。
アップにしましょう。スーパーモーニングセットがやっぱり嬉しいなあ。
さてお向かいのバロワーテラスもオープンしています。
お茶でも飲んだろかと思いましたが......
ががーん!貸し切り。
「貸し切り」というより中では撮影をやっていました。
翌日も朝から貸し切りでした。
プロモーションのためかもしれませんが、朝から2日連続で貸し切りじゃあなあ。
さて千駄ヶ谷大通りT字路はまさに今回のテーマである「千駄ヶ谷カフェ戦争」のメイン舞台。
東京体育館にグッドモーニングカフェ、道を隔ててバロワ−テラス、斜向かいにはこのモスバーガー。
ちなみにグッドモーニングカフェがオープンしてからこのモスも開店時間が7時になったのです!
まさに「グッドモーニングカフェ効果!」
モスもこのようにカフェテラスをこじんまりと置いています。ここは歩道が狭いしね。
さて、問題のサブウエイ。「千駄ヶ谷カフェ戦争のメッカ」に位置しておりながら、いまだに営業時間は10:00〜20:00とすっかり「空気がよめない存在化」しています。
朝も狙わない。夜は鳩森八幡神社側(通称ピジョン・5ウェイ・クロッシング)のモンマスティー&BiRd & rUbYが控えているというのに、ノーガード戦法です。
多分、多分ですよ。そろそろ他のテナントが入る気がします(願い
サブウエイの向かいにはドトール。
ここもグッドモーニングカフェの影響で開店時間が7:00になりまして、同店が閉店から移転オープンする間、通勤者諸君はこちらに移行していました。
この時点で朝の7:15頃ですが、お客様が10名以上います。
8:00〜9:00になるとほぼ席が埋まります。
そこそこコーヒーが美味しいし、フードもいいタイミングで新機軸を投入したり、提供も迅速だし、コーヒー豆も買えるしTポイントカードも使えるし、分煙席だしバツグンに「使い勝手がいい」のです。
夜は21時まで。
さてこの時間はまだ開いておりません。
鳩森八幡神社前の五叉路は「千駄ヶ谷カフェ戦争」を下支えしている存在と言えます。
ここ、スタッフが両店舗ともいいんですよね。
いい意味で「個」が出てまして、ブログやFacebookも更新しているようです。
席数も殆どないのに夜まで人と団らんが途絶えません。
モンマスティーは22時まで、BiRd & rUbYは23時まで(共に平日営業時間)と頑張っています。
モンマスティーのエピソードはこちら。
北参道側のアパレル、ITベンチャー企業勤務者まで取り込むこの五叉路付近はこれからもっと繁栄していくのではと期待しています。
おまけです。
ここ、以前はフレッシュネスバーガーがあって密かに私は気に入ってました。
たしかにこの界隈は「気軽に入れる居酒屋」はありません。
その役割を日高屋が担っていますので、ここに居酒屋があるのはありがたい事なのですが(実際大繁盛しているらしい)この絶好のロケーションがどうにももったいない。
ですから、もうひと個性強いカフェ・ダイニングが出来てもいいのになあと思ってたりします。
さて、早朝の散歩がてらのレポでしたっつ!