【モバイルよもやま話】“格安SIM(MVNO)”は3Gで使う方がLTEより速度が出る!?
この石田さんはフリービットの社長でMVNEをやっている方。
「格安SIM(MVNO)」の動向をもっとも掴んでいるキーマンのお一人。
ところでここで3Gの話が出てきたので思い出したが、クロッシィを皮切りに日本のキャリアが基地局をLTE化している最中に「LTE化したあとに3Gの抜けが良くなっている」と噂が出始めた。
私は当時、例によって3キャリアのLTE端末で3Gとの実測検証を東名阪+札幌+福岡で行った。
驚いた事にHSDPA、HSUPA方式(理論値:最大受信14.4Mbps、送信5.76Mbps)なら10Mbps近くが頻発した。
モバイル業界は事実上iPhone5が発売となった2012年前後からLTE基地局整備競争に入ったが、LTE対応のスマホは仕組みとして優先順位としてまずLTEを掴みに行く、そこで不安定であれば次に3Gを掴みに行く仕様になっている。
つまりここでは以下の2つの現象を見ることになる。
つまり今今なら3Gはかなり「使い頃」だと言うことだ。
なんといっても本日現在エリアもLTEより広くどこでも繋がる。
「格安SIM(MVNO)」のパッケージの売り文句はやはりLTE高速通信なのだが、3G通信も是非試して戴きたい。
LTEといいつつ5Mbpsも出ない実効速度で使うなら3Gの方が快適な事もある。
そんなおりに気になる製品が発表になった。
このエイビットの檜山社長は自らを「変態」と紹介するなど業界きっての変人だ。
セーラームーンPHSや、フリスクサイズで話題になったストラップフォンも手がけた方だ。当然前述の3G事情を知っての製品開発でしょう。
ちょっと気になる製品です。
※「格安SIM(MVNO)」は回線提供形態でゲートウェイから下流の構成が違い、それが速度に関わります。この点留意下さい。