【家電最前線】オリジナル家電ブランドUPQはぶっちゃけ大丈夫なのか!?
またぞろマザーハウス山口 絵理子モデルなのか。
要するに社長の中澤氏のコンテクストを活かしたブランディングなのだろうか。
製造や製品開発自体はCerevoが面倒を見てファブレス。販売はDMM.make
蔦屋家電でも店頭販売をする。
こうなると、中澤氏は「実際にはどこに関わっているのか」と考えざるを得ない。
少なくとも「デザインをした」「流通をしている」とは言えない。
失礼を承知で決め付けだが、メディアに登場する彼女の佇まいを見る限り「飲食店経営以上無理」感が漂っている。
UPQで反応する方はスマホの「技適未取得問題」を既に知っている方だろう。
これも最初は「誤記」と報道されていたが「そもそも未取得」の一件だった。
そこへ今度は「50inchの4Kディスプレイが75,000円!」の触れ込みで話題だった「UPQ Q-Display 4K50」の販売延期のお詫びと、ポコポコとトラブルが起こっている。
これを見ても「ああ、中澤氏は技適の事も中国製造工場とも直接折衝はおろかコミュニケーションもとれていないのだな」と気付く。
私はそんな事より製品が「既視感まみれ」で気になって仕方がない。
まずHPでも目立つ椅子。「Q-home ISU2」
これってフィンランド人デザイナーエーロ・アールニオ作「ボール・チェア(グローブチェア)」のデッドコピーでしょ?
卵形にしているけど、ミッドセンチュリー好きで識らない人はいない。
次に「Q-display 4K50」。
これって、コンセプトはPHILIPSの4Kディスプレイ「BDM4065UC/11」のパクリでしょ?
ま、画面を大きくして価格はこの当時よりディスプレイのコストも下がってるし「後発の優位性」だよねえ。
そしてこのブランドのコンセプトカラーでもある青と緑の中間色「blue×green」(ブルー・バイ・グリーン)の淵源というか「この製品からパクリはじめたんだな」と窺える品が「Q-music QE80/BG」
これって「The Ultimate Ears UE-11 Pro」と「 Ultimate Ears TripleFi 10」のパクリだろ!
事情を知らない人間なら「へ?色がたまたま似てただけじゃ?」なんて思うかもしれないが、Ultimate Ears TripleFi 10も含めてUltimate Earsの製品は2007年に登場するや、価格も高価だが4ドライバーなど最高峰の技術を駆使し、界隈で知らぬ者はいないほどの製品だった。
そしてこのUltimate Earsの象徴的なカラーがエメラルドグリーンで、当時この色のイヤフォンは珍しく、耳にエメラルドグリーンが見えてれば「お!Ultimate Ears使ってる」と一目置かれたほど。
それをCerevoの人間が知らぬはずはない。
次にスマホ用スピーカー「Q-music BS01M」
ま、「デザイン家電」と言えば引用元の大家。あのamadanaも(というかデザイナーの鄭秀和が?)も思わずパクってしまうBang & Olufsen。
B&Oの製品「beoplaya9」もパクったろ!
ま「BeoPlay A9」に比べちゃ余りにもチープだけど、正面から見たら歴然だよね。
もしかするとA9のパクリ疑惑がある「Harman Kardon Onyx Studio」からかもしれない。
またしょぼすぎる製品としてスーツケース「UPQ Bag TR03/BB」「UPQ Bag TR03/BP」もツッコミたい。
なんで今どきジッパーなのか。
ジッパータイプはボールペン1本で簡単に開けられる。
ま、これはUPQに限らないが「安かろう悪かろう」でいいのかと思ってしまう。
amadanaもファブレスでもう12年やってるけど初期のサポート体制は酷かったし故障も多かった。
てかUPQのラインナップで笑えるのがいきなりCerevo感丸出しの「Q-camera ES03」だろう。
性能と価格のバランスが他の製品と一貫性がない。
本来はデジカメグレードの製品だが、どう考えても中澤氏が毛の一本ほども関われないと思う。
そして「Q-camera ES02」は「次世代自撮り棒」と名乗る製品だが
持ち運びを考えたら誰が買うのかと興味がある。
というワケで中澤氏と知り合った秋葉界隈の人間と深まり、やがて酒を飲みながら「夢はなんなの」的な話からはじまって、DMM.makeに絡む人間が「イメージとしても良い」と考えでっち上げた感が拭えないのだが....
UPQよ本当に大丈夫か!?
- 作者: クリス・アンダーソン,関美和
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