ソフトバンクのMVNO(格安SIM)プランあり〼。
なぜか、こういったMVNO(仮想移動体通信事業者)に対する無認識(誤解ですらない)がネットで語られている事が多い。
界隈の人間からすると「はあ?」と、感じてしまう。
中にはソフトバンクにそんな勘違いに輪をかけて悪意を抱く者さえいる。
いやいや、単に彼らは調べていないだけなのだ。
総務省のテレコム競争政策ポータルサイトにはMNO(キャリア)各社が提供する「MVNOプラン」が公開されている。
もって回った言い方はやめましょう。
要するにMNO全社「MVNOプラン」は既に提示済みで、それを契約しサービス提供する側がMVNOであり提供するサービスが(格安SIM)と呼ばれている。
もちろんMNOのグループ企業がNVMOを手がけることも可能だが、
基本は決してドコモやKDDIが、はたまたソフトバンク自体が格安SIMを発売するのではない。
要は各社提示プランの卸価格やサービス内容がMVNOをやりたい企業の意にかなっているかどうか。
本日現在ソフトバンク回線のMVNOをやろうという企業がいないのはプランが割高で、魅力がないからでしょう。
日本通信(3キャリア使えるサービスを提供したがっている)辺りはそれを「不当」と捉え総務省に調査を依頼しているらしい。
ドコモは回線契約数を稼ぐ意味でも、総務省の施策を先陣を切って成功させるため(この辺りは元電電公社的動き)にも率先して条件を下げています。
KDDIは3Gが国内唯一のCDMA方式で他社と互換性がありません。KDDIで発売している端末しか使えませんからね。SIMフリースマホでもほぼ適合機種はない。この汎用性の低さが理由で不人気です。
余談ですが、KDDIのプランを契約しているmineoは、iPhone6で使えない事象が話題になりました。この件は結論から言いますと、Apple社がMVNO用に個別に対応する事はありません。
Appleは端末を売ってくれているMNOとしか協調しません。これも界隈の人間なら知っていることです。これもMVNOを選ぶリスクと言えるでしょう。
またiPhone/iPadの「SIMロック」はキャリアが掛けているのではありません。そんな権限はキャリアにありません。全てAppleが仕様(解除条件など)を決めています。
今日はこんな感じで。